ゲイが市井で暮らすのに、嘘はいくつ必要ですか? もうすぐ。
居酒屋の店長はエンターブレイ○の取締役と顔がよく似ていた。
短髪、ヒゲ、眼鏡、丸顔。
40過ぎでいまだに独身。
以前から彼はゲイじゃないのか?と俺は疑っていた。
少し前に雑談の中で漏れ聞いた会話が決定的だった。
家では褌に履き替えて酒を飲むのが日課だと本人が言ったことだった
「褌しめると、なんだかぎゅっと引き締まって逆に落ち着くんだよ。
やっぱ九州男児だからかね。男はやっぱ褌だろう。」と。
今時、いくら中年とはいえ、褌なんか愛用するだろうか?
否!
店長はお仲間で、今日この部屋に呼んだのも魂胆があったのかも。
そういえば、俺にだけ余った焼き鳥を焼いてくれるし、
焼きおにぎりも持ち帰りさせてくれる。
今日二人きりのシフトってのもお膳立てなんじゃないのか?
大体飲みに行こうってのは店長と従業員の関係としてありかもしれないけど、
いきなり風呂に入れってのは、もしかして狙われてるのか?
?
ってことは俺がゲイだとばれているのか!
ゲイだとわかってるからこそ誘ったのか?
俺を捨てた元彼が何回か車で店の前まで迎えに来てたところを
見られたのだろうか?
もしかしたら、俺も店長が好きかもしれない。
・・・・・・・・・・お気づきとは思うが、実はもうこの時点で
失恋の痛手からほぼ回復しているのである。
元彼に振られてから時間にして30時間ほど。
自殺云々の勢いはどこにいったのだろう?
ここから、よれよれの某お得意のおっぺけぺ劇場が始まる。
風呂から上がると食卓には明太子と天ぷらと店長の酒。
酒が飲めない俺のために焼きおにぎり茶漬けが用意してあった。
残念ながら店長はスエット姿で褌に履き替えたかどうか確認できない。
でも、もうこの焼きおにぎり茶漬けが物語っている。
たかがアルバイトにここまでしてくれるはずがない。
元彼に振られたタイミングはきっとこれだったのだ。
新しい恋へと踏み出すためのきっかけづくり。
やっぱり俺は運がいい。きっとこの店長と二人で小さくてもいいから
自分たちの店をもったりなんかしちゃって、末永く愛し合うような
そんな感じなんだ。
俺 「うわぁ美味しそうだなぁ。いただきま~す」
店長 「おう、食え食え。」
俺 「店長は自宅じゃ褌じゃなかったんですか?」
店長 「風呂入ってからな。」
俺 「六尺ですか?」
店長 「六尺は祭りん時だろう。越中だよ」
越中か・・。微妙だな。
ま、六尺に特に思い入れあるわけじゃないし。
店長 「時間まだ大丈夫か?」
キタ~~~~~。やっぱ告られるのでしょうか?((o(^-^)o))わくわく
店長 「レーザーディスクでも見るか?」
・・・・・・・・映画か。
店長 「電気消すと結構迫力あるぞ。」
電気を消すためっすね!この前振りは。
きっとエロチックな映画でも見せ付けて
「おい何勃起してんだよ。ちょっと見せてみろ」
そっち系のパターンっすね。了解。
でも画面に映し出されたのは色っぽさとは程遠い「エイリアン」だった。
あれ?なんか違う。
あ、俺から告らねばやっぱダメなんじゃ?
店長が立てひざをつく。
スゥエットのまたぐらがほづれていて黄色いブリーフが見えた。
誘っている。
俺 「店長!」
店長 「なんだ急に大声だして」
俺 「今日、俺自殺しようと思ってたんですよ。恋人と別れて」
店長 「死ぬな死ぬな。そんなことぐらいでははは。」
店長は明るかったw
俺 「気づいてたと思うけど俺ホモなんです」
店長 「え、ホモなの?」
気づいてなかったらしい。
俺 「店長もそうなんですよね?」
店長 「え、なんで?」
どうやら違うらしい。
長く湿った重苦しい沈黙。
え、なにこの意味ナシカミングアウト状態?
やっぱ死のうと再度思ったw
続く。
短髪、ヒゲ、眼鏡、丸顔。
40過ぎでいまだに独身。
以前から彼はゲイじゃないのか?と俺は疑っていた。
少し前に雑談の中で漏れ聞いた会話が決定的だった。
家では褌に履き替えて酒を飲むのが日課だと本人が言ったことだった
「褌しめると、なんだかぎゅっと引き締まって逆に落ち着くんだよ。
やっぱ九州男児だからかね。男はやっぱ褌だろう。」と。
今時、いくら中年とはいえ、褌なんか愛用するだろうか?
否!
店長はお仲間で、今日この部屋に呼んだのも魂胆があったのかも。
そういえば、俺にだけ余った焼き鳥を焼いてくれるし、
焼きおにぎりも持ち帰りさせてくれる。
今日二人きりのシフトってのもお膳立てなんじゃないのか?
大体飲みに行こうってのは店長と従業員の関係としてありかもしれないけど、
いきなり風呂に入れってのは、もしかして狙われてるのか?
?
ってことは俺がゲイだとばれているのか!
ゲイだとわかってるからこそ誘ったのか?
俺を捨てた元彼が何回か車で店の前まで迎えに来てたところを
見られたのだろうか?
もしかしたら、俺も店長が好きかもしれない。
・・・・・・・・・・お気づきとは思うが、実はもうこの時点で
失恋の痛手からほぼ回復しているのである。
元彼に振られてから時間にして30時間ほど。
自殺云々の勢いはどこにいったのだろう?
ここから、よれよれの某お得意のおっぺけぺ劇場が始まる。
風呂から上がると食卓には明太子と天ぷらと店長の酒。
酒が飲めない俺のために焼きおにぎり茶漬けが用意してあった。
残念ながら店長はスエット姿で褌に履き替えたかどうか確認できない。
でも、もうこの焼きおにぎり茶漬けが物語っている。
たかがアルバイトにここまでしてくれるはずがない。
元彼に振られたタイミングはきっとこれだったのだ。
新しい恋へと踏み出すためのきっかけづくり。
やっぱり俺は運がいい。きっとこの店長と二人で小さくてもいいから
自分たちの店をもったりなんかしちゃって、末永く愛し合うような
そんな感じなんだ。
俺 「うわぁ美味しそうだなぁ。いただきま~す」
店長 「おう、食え食え。」
俺 「店長は自宅じゃ褌じゃなかったんですか?」
店長 「風呂入ってからな。」
俺 「六尺ですか?」
店長 「六尺は祭りん時だろう。越中だよ」
越中か・・。微妙だな。
ま、六尺に特に思い入れあるわけじゃないし。
店長 「時間まだ大丈夫か?」
キタ~~~~~。やっぱ告られるのでしょうか?((o(^-^)o))わくわく
店長 「レーザーディスクでも見るか?」
・・・・・・・・映画か。
店長 「電気消すと結構迫力あるぞ。」
電気を消すためっすね!この前振りは。
きっとエロチックな映画でも見せ付けて
「おい何勃起してんだよ。ちょっと見せてみろ」
そっち系のパターンっすね。了解。
でも画面に映し出されたのは色っぽさとは程遠い「エイリアン」だった。
あれ?なんか違う。
あ、俺から告らねばやっぱダメなんじゃ?
店長が立てひざをつく。
スゥエットのまたぐらがほづれていて黄色いブリーフが見えた。
誘っている。
俺 「店長!」
店長 「なんだ急に大声だして」
俺 「今日、俺自殺しようと思ってたんですよ。恋人と別れて」
店長 「死ぬな死ぬな。そんなことぐらいでははは。」
店長は明るかったw
俺 「気づいてたと思うけど俺ホモなんです」
店長 「え、ホモなの?」
気づいてなかったらしい。
俺 「店長もそうなんですよね?」
店長 「え、なんで?」
どうやら違うらしい。
長く湿った重苦しい沈黙。
え、なにこの意味ナシカミングアウト状態?
やっぱ死のうと再度思ったw
続く。
ハムおやぢ
某さん、こんにちは。
続きが楽しみでなりません。
お早い脱肛、もとい、脱稿をお待ち申し上げておりますw
僕にも似たような経験があります。
いつか書いてみようと思います。
気が付きませんでしたが、リンクしていただいたのですね。
ありがとうございます。
気が付かないでごめんなさい。
私もリンクバックさせていただきます。
よろしくお願いします。
10
25
10:31
よれよれの某
ハムおやぢさん こんにちは
無事脱稿(ていうのもおこがましい)
いたしました。落としどころに少し迷った。
リンクはずうぅぅぅっと前に操作したはずなのに
今頃になって何故かリンクできていました。
連絡もせず失礼いたしました。
10
28
11:14
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ハムおやぢ
某さん、こんにちは。
続きが楽しみでなりません。
お早い脱肛、もとい、脱稿をお待ち申し上げておりますw
僕にも似たような経験があります。
いつか書いてみようと思います。
気が付きませんでしたが、リンクしていただいたのですね。
ありがとうございます。
気が付かないでごめんなさい。
私もリンクバックさせていただきます。
よろしくお願いします。
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