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05

31

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あなたがその手を差し出すならば

ハチミツと話し合った末に、もう一度再度
やりなおうそうという結論になった。
ハチミツは俺のことが好きなのは嘘じゃないと言う。
信じて欲しいと。

でも、こうも言う。

「僕は人を愛せないかもしれない。
そういう感情が致命的に失われている気がする。」

そうハチミツは言う。

「よれ某のことは好きだし、一番大事だとは思うけど、
多分かわいい子が迫ってきたら、やっぱり寝てしまうと思う。
付き合い方としては、よれ某のほうが正しいよ。
好きな人のために本当に全力投球しているほうが
正しいんだと思う。
でも、この世界では少数派なんじゃないのかなぁ。

今回の喧嘩も、別れることを考えてメールを打ちながら
寂しくて寂しくて涙がポロポロこぼれたんだ。
でも、多分浮気はやめられないと思う。」

シシマルは言う。

「ハチミツ君はよれ某がタイプだとかタイプじゃ
ないとか多分関係なくそうやって暮らしていくんだと思う。
よれ某が好きだというのはそれなりに本心なんだとは思うよ。
よれ某と過ごすのはそりゃ楽しいよ。
優しいし、面白いし。
でもね・・・。
某に覚悟が無いなら、別れるべきだと思う。
某はそんなに器用じゃない。でしょ?」

そしてハチミツはこうも言う。

「よれ某も気軽に浮気してよ。
俺とばっかりガッツリだとしんどいでしょ?」

そしてシシマルは言う。

「俺が言うことでもないけど、力抜いたら?
確かに一人になっちゃうと寂しい気持ちもわかるけど。
未来が不安だから今別れると自分を追い込まずに。
もし、ハチミツ君と続けるならば
多少の浮気は男なら仕方ないぐらいの気持ちで・・・。
ま、某には無理かもしれないねぇ。」

わからなくなっていた。
どうしたらいいのかわからない。
好きならば我慢するべきなのか、
好きならば許さないべきなのか、
本当にハチミツが好きなのかさえ判らなくなってきていた。

そもそもハチミツの好きという気持ちは一体なんなんだろう?
それを丸々信用していいのだろうか?

大輔さんの会話を思い出す。
「人を愛しすぎないように。
それよりも自分を一番愛しなさい。
某の恋愛は危うすぎる。
何もかも全部信用しすぎると裏切られたときに
不必要に傷つきすぎるよ。
某に出来るかどうかわからないけど、
ゲイの世界の惚れたハレタは遊びだと思っていたほうがいい。」
「俺とも遊びなの?」
「俺達のことを言ってるんじゃない。
一般論だよw」
「そんな処世術がまかりとおる世界に生きてるなら、僕は多分絶望するw」

多分、ハチミツは心から俺を愛する日はこないのかもしれない。
いや、もしかしたら既に愛してはくれているけれど、
そのルールが最初から違うのかもしれない。

結論はでない。
多分このままわかれたほうが俺は幸せなんだと思う。

でも、ハチミツは俺に会いたいと言って来る。
手を握って欲しいと差し出してくる。
で、俺は黙って握り返す。
少なくとも、今は。
それが正しいことなのかどうか俺にもわからない。

ハチミツが手を差し出す限り俺が振り払うことはないのだろう。
今はそう思う。

05

27

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僕達が立っている場所はとてもやわらかくできている

メールでのやり取りが続く。

「そもそもハチミツは俺のことがタイプじゃない
んだから、もうしんどいでしょ?
一度二人は距離を置いてみるべきじゃないのかな?
ハチミツはもう一度いろんな人と出会ってみるべきかも
しれない。」

「ごめんなさい。
よれ某はいつも俺のこと一番に考えてくれてたのに。
その居心地のよさに胡坐を掻いていたのかもしれない。
俺は某の足かせになってるのかな?
離れたほうがいいのかもしれない」


「ハチミツはそういう生活が好きなんだもんね。
ただ根本はハチミツが俺を必要としているのかどうかだよ。
ただ便利だからという理由で俺とつきあってるとするなら
それはあまりにもよれ某が不憫だ」

「便利なんて理由で付き合うはずないじゃない!
ただこれからも他の人とリアルする機会はやってくると思う。
そのたびに某が苦しませるのかと思うとツライ」


俺も浮気ぐらいなら大丈夫だと思っていたけど、
やっぱり他の男と過ごしている時間を思うとツライ。
さきほどのメールも読みようによっては
『これからも色んな男と会いたいのにイチイチ
妬かれるのがうざい』という風に受け取っちゃうしね。
ハチミツが望んでいることじゃないかもしれんけど、
力が足りないのも重々承知しているけれど、
少しでも二人幸せになれるように色々考えてきたつもりです。」

「よれ某のことがタイプじゃないってのは悪いけど事実。
付き合ったのはよれ某の押しの強さと人柄。
だけど、俺がよれ某のことをタイプじゃないって
ずっと気にし続ける某は嫌い。
そしてさっきの『便利だから付き合ってるのはよれ某が不憫だ』
って言われたのはすごく悲しかったよ。

もうどうでもよくなってきた。

俺が体弱いからさ、いつも迷惑かけてたからさ、
毎日ちょっとずつっちょっとずつ時間作っては歩いていたんだよ。
少しダイエットしてさ、体力ついたらさ、もっと一緒に色んなとこ
いけるし、よれ某に迷惑かけずに済むと思ってすごくがんばってた。
もう一駅分の距離なら休まずに歩けるようになったんだ。
今度奈良に行こうねって約束してたでしょ。
そん時にたくさん歩いて驚かせたかった。
がんばったねって褒めてもらいたかったのに。

さよならよれ某。
今までありがとう。
体に気をつけてね。
ちゃんと面倒くさがらずに病院も行ってね。
仕事とゲームはほどほどに。」
「追記:借りていたCDやゲーム返したいから
いつでもいいので住所を知らせてください。
郵パックで送ります」


「そっか。そんなことを頑張っていたなんて知らなかった。
とりあえず奈良に行こうか?
恋人とか友達とかとりあえず脇に置いといて
一緒に仲良く行こうよ。んで、俺を驚かしてみて。
んで、鹿の前でお弁当食べよう。何か美味しいもの作っていくよ」

「もう前までの二人じゃなくなっててもいいの?
日帰りで奈良に行って、別々の家に帰ることになってもいいの?」


「ん~?わかんない。
そんときになってみないと。
大丈夫グダグダと責めたりしないから」

「じゃ行きます」

次の日の夜。

「○○にガン堀りされたんだってねw
そりゃ、あんなかわいいのにそんなセックスされちゃ
惚れちゃうのも無理ないよね」


「よれ某もガン掘りされたんでしょ?」

「確かに。ふたりで同じ男に掘られてるなんて笑える」
「もしハチミツが○○と会えば惚れちゃうんだろうなって
予感が的中したね」
「駄目だ。色々考えてたら一睡もできんかった。
こりゃまた倒れるな」


「ごめんなさい。俺のせいで。俺この世にいないほうがいいのかな。」

「いいよ。俺がハチミツを惚れさせることができなかっただけ。
引越しを考えてたんだ。次のボーナスでね。
二人ですごすには少し手狭だし。映画行くって行ってた日に
不動産屋見て回ってた。バカだね」

「いつも、よれ某は俺のこと考えてくれてるのに。
もう某にも○○にも会わないほうがいいのかもしれない」

数時間後

「○○とはどういう話になってるの?つきあうの?
なんだか考えたらしんどくなってきた。
某にも○○にもって並列にされてることが
既になんかしんどい。
もう、決着つけちゃいたいから今日会いに行くよ。
ゴタゴタするのも面倒だし。」


「○○と付き合うなんて一言も行ってない。
深入りする気ももともとないし。
そもそもセックスは他でしてきてって言ったのは
某だよね?
某もやったことある○○ならオーケーなのかなって
思ってた。
実際『○○とやってくれば?』みたいなことも
言ってたよね?
それに○○に探りいれて面白そうに聞き出したのは
某だよね?それで勝手に傷ついてるのも某だよね?
俺はそもそも今回のことは隠すつもりだった。」

「○○に変なこと聞いてなければ、今度も奈良旅行で
仲直りできるかもと思ってたのに。
こんな数時間ごとに人格変わったようなメール
送られたら俺もたまらないよ」


「ごめん。
俺、また精神状態おかしくなってる。
確かに。ルール設定したのも俺だし、
わぁわぁと騒いでいるのも俺だけなのかもしれない。
多分シシマルとの恐怖をオーバーラップさせているんだ
と思う。
今、少し冷静になりました。
ただメールでのやり取りだとどうも言葉のニュアンスが
伝わらないし、伝えられない。
ごめんね。別にハチミツを追い込みたいわけでもないのに」


あえて二人の感情の説明を省いてメール文のみに
してみました。もちろんその時々に二人の感情が
あったのですが、メールだけでその思いはすれ違うばかり
だったようです。

次で終わりです。
次回
あなたがその手を差し出すならば
というタイトルで今回の一連の騒動の完結編とします。

05

26

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そんなことは望まないほうがいいのかもしれない

俺とハチミツは一ヶ月に一度程度しか会うことが出来ない
状態だった。
互いの状況が頻繁に会うことを許しはしなかった。
会いたいときに合えない状況は
彼のほほに触れたくても触れられず、
彼を抱きしめる暖かさを感じたくても感じられず、
その感触や体温を大事に持ち帰り
記憶の中でそっと何度も何度も反復しているような付き合いだった。

でも、文明の利器はすごい。
離れ離れの二人では会ったがコミュニケーションを途切れさすこと
なく付き合うことができた。
夜になればPS3を立ち上げ、Avチャットで顔を見ながら話すことが出来る。
遠くにいながらも携帯メールで言葉を交わすことが出来る。
じかに触れ合うことが叶わなくても、言葉と思いやりがあれば
わかりあえると信じていた。
わかりあえていると思っていた。

コミュニケーションツールはあくまでもツールであり、
それを扱う凡人の表現力が稚拙であるかぎり
心を通いあわすなんて事はむずかしいのかもしれない。
いや、もしかしたら、言葉で自分の気持ちを伝えるなんてこと
自体がおめでたい幻想なのかもしれない。

対話があるかぎり、人はわかりあえるものだと信じていた。

でも100万語の言葉よりも、たった1回の濃密な
ファックのほうがより心を動かしてしまうのだという
ことを知ってしまった。

愛する気持ちを送り続ければいつかは振り向いてくれる。
もしかしたら、そんなことは望まないほうがいいのかもしれない。

言葉で傷つき傷つけることはとてもたやすいのに、
なぜ分かり合うための言葉を、俺はこれほどもちあわせていないのだろう。
説得しようと急ぎすぎるのか?
自分の事情を押し付けすぎるのだろうか?
相手のことをわかったような気になってしまうのだろうか?

別れると決意したとき、そんなことを思っていた。

05

25

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醜悪

知りたくて堪らなかった。
何をしたのか?
その夜ハチミツと彼の間に何が行われたのか?

時系列がごっちゃになってしまったが、
この時点では二人が寝たことは隠されていた。
俺への配慮だったのだろう。
俺が感ずいたのはハチミツが彼の家に行った
というところまでだった。

知れば傷つくのは分かりきってるのに。
知らずにはいられなかった。
ハチミツよりも御しやすいと判断し、彼の口を割らせることにした。
嫌な自分だけど、止められない。
夜中0時を回っているのにもかかわらず、彼にメールを送る。

「こんばんは。先日はハチミツがお世話になりました。」
「いえいえ。こちらこそ」
「映画見にいったんだって?」
「はい。こちらの好きな映画を一緒に見てもらいました」
「そうなんだ。その日、ハチミツ○○君の家に行った?」
「はい。歩き回らせて疲れていたんで休んでもらいましたよ」

うまくかわすなと思いながらも徐々に核心に踏み込んでいく。

「泊まったのかな?」
「うん。泊まってもらった。疲れてそうだったから」

やった。やっと聞きだせる。
知りたい。聞きたくないのに。
心がチクリと痛んだがもう止められない

「そうなんだ。どんなセックスしたの?ほってもらった?
ハチミツのチンコ大きかったでしょ?」

少し間が空く。
探りを入れている俺にどう答えるか悩んでいるのか?

「僕が掘りましたよ
「えええ。俺がやるとすごく痛がるのにw大丈夫だったの?」
「大丈夫だったみたい。すごく感じてた。声出てたもん。」
「おおお。それはすごい。何回射精したの?わくわく」
「僕は1回。ハチミツさんはトコロテンしたみたい。こんなに感じたの初めてだって言ってた


こんなに感じたの初めてだって言ってた。


これで聞きたいことは聞き出せた。
二人の行為はより明確なビジュアルとして思い浮かべることが
できるようになった。
俺も同じようなセックスを彼としたのだ。
だから想像はつく。
イーブンだ。
カップルが同じ男にほられて何やってるんだかね。

ハチミツにメールを送る。
「○○にガン堀りされたんだってねw
そりゃ、あんなかわいいのにそんなセックスされちゃ
惚れちゃうのも無理ないよね」

醜悪な自分がどんどん止められなくなる。

「某も掘られたんでしょ?」
とハチミツから返事が来る。

○○から聞かされたのだろう。
俺とどう絡んだのか。

○○からメールが届く。
「怒った?」
もう聞きたいことは聞き出せたので彼に用はない。
「君には怒ってないよ。ハチミツと別れるかも知れんけど」
「僕のせいかな?」
「気にしなくていいよ」
○○のことなど、もうどうでもよかった。

誰とでも寝てもいいと大上段に構えておきながら
何の覚悟もできていなかったのだろうか?
「こんなに感じたのは初めてだって言ってましたよ」

彼とハチミツの二人はもう離れられなくなるんだと予感した。
もう俺のところには戻ってこない。

次の日の仕事に差し支えると思い寝ようとするのだが
寝れなくなっていく。
二人が楽しそうに笑いながら俺の話をしている映像がちらつく。

「なんか探りいれてきたから、適当に答えておいたよ」
「ごめんね。あれ嫉妬深くて」
「本当にw」
「今度、いつ会おうか」

結局一睡もしないまま仕事に出かける。
仕事中頭が朦朧とする。
もう、辛い。
何もかもはっきりと決着をつけたい。
別れようと思った。もういいや。どうでも。

05

23

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崩壊

丸一日ハチミツから連絡が途絶えた日があった。

午前中に「○○君と遊びに行きます。妬いちゃだめだよw」
というメールが来ていた。
午前の仕事が終わったばかりで、俺はそのメールに気づかなかった。
その日俺は予定があり、携帯の確認を怠った。

今住んでる部屋は少し手狭で不便なこともあり、
ハチミツが過ごしやすいように新しい部屋を
探そうかなと思っていた。
ハチミツには内緒にしておいた。
いい部屋が見つかったら驚かそうかなと一人たくらんでいた。
ま、先立つものもないので夏のボーナス出たらかなぁ。
少し市内から外れるけれど部屋も広く敷金礼金更新料もない
手ごろの物件がいくつか見つかった。
場所さえ目をつむればそこそこあるものだ。

そこそこ歩き回り、飯を食うためにハンバーガー屋に
行った時点で初めてメールに気づく。
何?あいつと?
その○○君は二人の共通の知人だった。
もっと言えば俺はその男と寝たことがある。
とても魅力的なかわいい男だ。

自分を棚に上げて憤慨した。
俺が二人のために部屋探してんのに、お前は他の男と
遊びに行ってんかい。そもそも俺が次の休みに遊びに
誘ったのに「よれ某の体が心配だからゆっくり休んで」
なんて言葉で拒否ったくせに!
腹を立てメールの返事もせずに、ハンバーガーを食らい
その日の部屋探しを止めて家に帰ることにした。

が、いつもなら夜になるとチャットやゲームの誘いが
あるのに一向にハチミツからの連絡がない。
どしたんだろう?何か事故おこしたんだろうか?
それとも疲れて眠っちゃったんだろうか?
夜の24時ごろまでまんじりともせず連絡を待って
みたのだが、あきらめて寝床につくことにした。
何故か自分から連絡を取ろうとは思いつかなかった。
○○と遊びにいったことに腹を立てていたことも原因だった。

次の日も連絡が来ない。
当直先からメールを送っても返信がない。
本当に何か起こったんじゃないのか?
心配で心配で仮眠もままならない状態になる。
○○に直接聞いてみることにした。
「昨日映画行くといってから連絡こないんだけど?何かあった?」
「ちゃんと帰りましたよ。ハチミツさんも某さんの連絡待ってた
みたいですよ。メールしてみれば?」
してみたけど返事ないんだよなと思いつつ、無事なのだろうと
とりあえず胸をなでおろす。

が、二人はちゃんとやって、その日ハチミツは
○○の家に泊まったことが発覚した。
最初は隠そうとしていたけれど、ちょっとした
出来事で俺が感づいてしまった。

愕然とした。
セックスの浮気のこともショックだけれど、それ以上に
俺に何も告げずに(遊びに行くとはメールあったけど)
外泊をしてしまったことに愕然とした。
体が震えた。

シシマルとの日々の恐怖が甦ってきた。
またなのか。
またこういう目にあうのか。
ルールには何も抵触してはいない。
でも、外泊ということにひたすらショックを受けていた。
ファックするならしてもいい。
でも、一晩連絡がないという状況を心配するかもしれないという
俺のことをチラっとでも思い浮かばなかったのだろうか?

後で聞いたことだが俺のことが思い浮かばなかったわけでは
ないらしい。ただ遊び行くというメールの返信がなかったから
怒ってるんだろうなと「二人で」話していたそうだ。

大の大人が遊びに行くというならばセックスの可能性を
思い浮かべ、なおかつ外泊ぐらいは大目にみるべきことなのだ
と自分を抑えようとする。
が、駄目だった。
そこで俺の心が壊れてしまった。
二人のことを知ってるだけに二人のビジュアルが思い浮かぶ。
セックスが終わり気だるいまま腕枕なんかして俺のことを
話している様子が頭から離れない。

「某から連絡こないね。怒ってるんじゃない?」
「かもね。でも、ま、いいか」
「泊まっても大丈夫?」
「うん。今日は○○といたいもん」

『ま、いいか』で片付けられる程度の存在に俺は貶められてしまったのだ。
想像は際限なく膨らむ。
とめられない。
はきそうになる。

誰と寝てもいいルール。
俺も寝たことがある相手だ。
イーブンじゃん。

だがこんなにこんなにこんなに苦しいのはなんでなんだろう。
きっと俺は何かしてしまう。そう思った。
冷静になれないだろうな。またシシマルの時みたいに
デジカメの画像を盗み見たり、そんな嫌なことをしてしまうんだろうな。

もちろんした。
壊れた俺はそういう男に成り下がる。

05

22

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ルール

ハチミツと付き合うときにひとつのルールを定めた。

「他の男とセックスしてもかまわない」

なんでそんな突拍子もないルールを自分から持ち出したのか?

自分にとことん自信がなかった。
そればかり言うなよと、ハチミツからも友人からも
窘められるのだが、このコンプレックスは相当根深いようだ。

シシマルとの失敗をいつまでもグズグズと
ひきずってもいた。
シシマルも俺のことがタイプではなかった。
それでも付き合い始めた。
しばらくは上手くいったけど(しばらくというには
かなりの年月をともに過ごしたのだが)
結局数回の浮気を見過ごしてしまい、破局を迎えた。

ルックスというものが、付き合う上でそれほどのウエイトを占めるものなのか?
「否」と宣言したいところだが、こと、このゲイの世界では
悲しいことに容姿は付き合う上で切り離せないものなのだ。
見て勃起しない男にはとことん価値が無い。
3日前に終わってしまったスーパーの特売チラシなみに価値がないのだ。

ハチミツみたいなかわいい男が俺を心底好きに
なってくれるはずがない。
(人によって好き嫌いはあるだろうが、デブ専界で彼はやたらモテる)
卑屈だ。
この俺の卑屈さは、白いシャツに跳ねとんだカレーうどんの染みみたいに
こびりついてとれやしないものの一つなのだ。

だから、先手を打った。
「セックスぐらいなら他の男としてもいいよ。遊びならかまわない。
俺ももしかしたら他の男と気軽に楽しむからね。」
こうやって、ハチミツが可愛い自分好みの男と遊べば、
性の部分での欲求不満はおこさないだろう。
そのほかの部分で俺を好きになってくれればいい。
そういう卑屈さをチラつかせたルールだった。
かわいい男と寝たくなる性分は、ホモに生まれてしまえば(ノンケもそうだろうが
あいにくノンケではないし、結婚制度に組み込まれてもいないので想像するしかない)
どうしようもないものなのではないのか?
キレイ事の世界で生きていこうとした俺にしては、格段の進歩なのだと自分を頷かせた。

かといって、頻繁にあちこちで男と寝まくるほどの二人ではなかった。
もちろん、会えば二人で親密で気持ちの良いセックスもした。
が、浮気がないわけではなかった。

互いに数回他の男と、した。
そのたびに報告しあった。
それもルールのひとつだった。
苦しくなるぐらいの気持ちを押さえ込む。
俺も浮気したじゃん。イーブンじゃん。
でも、だめだった。

もちろん焼きもちもある。
ハチミツに対しても、相手の男にたいしても。
かわいい男とやりやがってという焼きもちもある。
俺の大事な男に手をだしやがってという気持ちもある。

が、それ以上に俺を苦しくさせるモノがだんだんわかってきた。
ハチミツがその時間(他の男と会ってる間)俺の存在を忘れているのだ
ということに耐えられなかった。
当たり前のことなのに、そういう想像が俺をひたすら苛むのだ。
その時間彼の中では俺の存在はゼロなのだ。
もっと言えば、俺なんかいないほうがいいと思ってるのではないのか
とまで思ってしまうのだ。

浮気ならかまわない。俺のことを一番に思ってくれているなら。

俺も数回浮気をした。
なかには本当に俺のタイプど真ん中の男もいた。
でも、惚れはしなかった。
別に自慢ではない。
それほどに、ハチミツに惚れていたのだ。
確かに違う男とのセックス自体は楽しかった。
でも、一緒にいたい男はハチミツだった。
勃起して、射精してしまえばそれだけのものだった。

が、果たしてハチミツは同じなのだろうか?
彼は俺のことが「イケない」のだ。
もし、いける男があらわれて、ハチミツと一夜限りではなく
もっと深い心の交流をしてしまえば俺なんか必要じゃなくなるのじゃ
ないのか?
二人の愛情を続けさせるための歪んだルールは
実はとても危ういものなのじゃないのだろうか?

そうやって実は一昨日までつきあってきたのだ。

無論ほころびが露呈した。
俺がコワレテシマッタ。
そしてもちろんハチミツをも巻き込んでしまった。

05

03

コメント

第14回 美味いもんは美味いゆうたらええやんランキング

恒例となりました、この企画。
既に14回目となりました。
ここで紹介したアイテムは巷で必ず大ヒット
してしまい、あっという間に品薄必死に
なってしまうのですが、
人気ブログの宿命ですかね。
まぁ、しゃぁないしゃあない。

久し振りにランキングを更新したいと思います。

10位から3位は裏ブログを参照していただくとして、
1位と2位をご紹介。

第2位
第2位

スプーンで食べるロールケーキ
最近はどこのコンビニでも売ってるけど俺は
ジャスコで売ってる「スプーンで食べる神戸ロールケーキ」
が一番美味いと思ってる。
ケーキの部分はシットリ。
クリームは濃厚でコクがあり、それでいてしつこくなく
本当に美味い。ケーキをチビっとスポーンですくって
クリームをたっぷりからめて食べる幸せ。

第1位
第1位
たっぷりコートキャラメルコーン

ガハハハハ。
近所のコンビニの商品全部買占めたったw
普通のキャラメルコーンよりも量が圧倒的に
少ないにもかかわらずこれで1袋138円もする。
でも何の不満も無い。
美味い。
通常のキャラメルコーンよりもかなり多めにキャラメルが
コートされており、食感は「パフッ」ではなく「カリッ」って
いう感じである。
このキャラメルを多めにコートしただけなのに
食べ心地はちょっとした高級フランス菓子のような
感じなのだ。
確かに甘い。が、決して下品な甘さにはなっていない。
紅茶やコーヒーのお茶請けに最適です。
是非コンビニで見かけたら、お試しを。
俺の家の近所のコンビニにはもう売ってませんけど。
俺がマジで買い占めたからw

さて、特にたいした落ちもなくこれで終わるのですがw
次回も美味しいものをご紹介したいと思います。
第15回もお楽しみに!


プロフィール

(yore)2BOW

Author:(yore)2BOW
桜田淳子「20歳になれば」の替え歌で

まってください 44歳になるまで
まだ言わないで さよならだけは
まってください 読者の興味
はなれたことは わかってるけど

更新するわ なるべくするわ
43歳のうちに 43歳のうちに

44歳になれば 体重減らす
ユニクロで服が買えるぐらいに
44歳になれば 彼氏をつくる
無理じゃないよね?多分多分w

ラララララララ・・・

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