ゲイが市井で暮らすのに、嘘はいくつ必要ですか? もうすぐ。
今日からやっと、1人前の社員として認めてもらい
指導員もつかずに、働くことが叶った。
うちの業界用語では「独り立ち」と呼ばれる。
研修後半一番心がけたことは、仕事を覚えるよりも
上司、先輩と打ち解けることだった。
いや、そのことだけに心を砕いていたといっても決して過言ではないと思う。
自分から積極的に話しかけ、おどけたり、くだらない冗談に
笑い、ボケを振りまき、自慢話に感心の声をあげ続けた。
だって文字通り24時間一緒に働くんだもの!
家族と過ごす時間よりも、下手したら長いかもしれない。
互いの垣根を取り除き、自分をできるだけ知ってもらい、
相手のことをできるだけ理解していかないと、
正直しんどい職場だと感じた。
今までの俺のままでは通用しないと判断したのだ。
(休憩時間にひとり離れて文庫本を読んでいるような)
仕事の内容なんて言ってしまえばそれほど難しいものでもない。
(数週間前までヒーヒー言っていたことはこっそりと棚の奥にしまっておく)
「今度飲みに連れて行ってくださいよ、飲めないけど、そういう席は好きなんですよ」
と、かわいくねだってみたりした。
普通の人たちは難なくできることだろうけど、
どちらかと言うと自閉的な生活をしていた俺にとっては革命というべき事態である。
古い誰かの言葉だけれど、本当に自分で自分を誉めてあげたい。
それにしても、その効果は絶大だ。
自分でも驚くぐらい、周りのウケがいい。
知らぬ間にあだ名で呼ばれるようになっていた。
(たとえば苗字が松本だったらまっちゃんと呼ばれるようにね)
本当に上司に飲みに連れて行ってもらい、
先輩がただけ集まりのカラオケの席にも呼ばれ、
来週は所属長の家族同席の鍋パーティーまで誘われた。
「某も一人でメシも侘しいだろうから、家に食いに来いや」
本当に、今までの自分ではない。
苦手な、本当に苦手な分野なのだけれど
人との関わりをちゃんとしようと思ったのだ。
最初に「この人はとは絶対ウマが合わないなぁ」と
言う人が数人はいたけれど少しづつ話していくうちに
それなりの道筋を作って笑いあうこともできるようになってきた。
世間話ができるように、新聞を4紙毎日読むようになった。
驚くことにスポーツ新聞まで読むんだぜ?
この俺がだよ?
野球もサッカーも政治も経済も興味がないではなく、
ある程度には話せるように。
(そういえば俺、大学での専門は新聞学専攻(ジャーナリズム)だったw)
でも時折そんな自分はどこか知らない「向こう側」にいるような
錯覚を覚えるときもある。
もろい仮面をかぶって必死に演技している
向こう側の自分をそっと静かに眺めているもう一人の自分がいるような。
馬鹿が一人、から回りしているような気分にもなってくるのだけれど。
指導員もつかずに、働くことが叶った。
うちの業界用語では「独り立ち」と呼ばれる。
研修後半一番心がけたことは、仕事を覚えるよりも
上司、先輩と打ち解けることだった。
いや、そのことだけに心を砕いていたといっても決して過言ではないと思う。
自分から積極的に話しかけ、おどけたり、くだらない冗談に
笑い、ボケを振りまき、自慢話に感心の声をあげ続けた。
だって文字通り24時間一緒に働くんだもの!
家族と過ごす時間よりも、下手したら長いかもしれない。
互いの垣根を取り除き、自分をできるだけ知ってもらい、
相手のことをできるだけ理解していかないと、
正直しんどい職場だと感じた。
今までの俺のままでは通用しないと判断したのだ。
(休憩時間にひとり離れて文庫本を読んでいるような)
仕事の内容なんて言ってしまえばそれほど難しいものでもない。
(数週間前までヒーヒー言っていたことはこっそりと棚の奥にしまっておく)
「今度飲みに連れて行ってくださいよ、飲めないけど、そういう席は好きなんですよ」
と、かわいくねだってみたりした。
普通の人たちは難なくできることだろうけど、
どちらかと言うと自閉的な生活をしていた俺にとっては革命というべき事態である。
古い誰かの言葉だけれど、本当に自分で自分を誉めてあげたい。
それにしても、その効果は絶大だ。
自分でも驚くぐらい、周りのウケがいい。
知らぬ間にあだ名で呼ばれるようになっていた。
(たとえば苗字が松本だったらまっちゃんと呼ばれるようにね)
本当に上司に飲みに連れて行ってもらい、
先輩がただけ集まりのカラオケの席にも呼ばれ、
来週は所属長の家族同席の鍋パーティーまで誘われた。
「某も一人でメシも侘しいだろうから、家に食いに来いや」
本当に、今までの自分ではない。
苦手な、本当に苦手な分野なのだけれど
人との関わりをちゃんとしようと思ったのだ。
最初に「この人はとは絶対ウマが合わないなぁ」と
言う人が数人はいたけれど少しづつ話していくうちに
それなりの道筋を作って笑いあうこともできるようになってきた。
世間話ができるように、新聞を4紙毎日読むようになった。
驚くことにスポーツ新聞まで読むんだぜ?
この俺がだよ?
野球もサッカーも政治も経済も興味がないではなく、
ある程度には話せるように。
(そういえば俺、大学での専門は新聞学専攻(ジャーナリズム)だったw)
でも時折そんな自分はどこか知らない「向こう側」にいるような
錯覚を覚えるときもある。
もろい仮面をかぶって必死に演技している
向こう側の自分をそっと静かに眺めているもう一人の自分がいるような。
馬鹿が一人、から回りしているような気分にもなってくるのだけれど。
恭介
こんばんは。
独り立ちおめでとう。
本当に勉強家だなぁ。がんばり屋さん。
似合わないことをやってるのは仮の姿だと思っていても、
長期間やってるとぴったりとくっ付いてしまって、
まるで自分の本当の皮膚みたいになると思うよ。
03
02
23:20
(yore)2BOW
恭介さん こんばんは
ありがとうございます。普段勉強していないツケを、
ここにきてひっきりなしに支払っているんですよね。
新聞ぐらい努力せずに読めよ、ときっとみなさん
笑っていることだと思います。
他人のことをもっと理解しようとする努力を今まで
色恋沙汰以外にしてこなかったのも駄目なところです。
03
03
19:38
この記事のトラックバックURL
http://x68000msx2.blog.2nt.com/tb.php/419-50377d68
恭介
こんばんは。
独り立ちおめでとう。
本当に勉強家だなぁ。がんばり屋さん。
似合わないことをやってるのは仮の姿だと思っていても、
長期間やってるとぴったりとくっ付いてしまって、
まるで自分の本当の皮膚みたいになると思うよ。
03
02
23:20