ゲイが市井で暮らすのに、嘘はいくつ必要ですか？ もうすぐ。

って、最近よく思うのです。

友達の数が多いほど豊かな人生が送れると
中学校の恩師が言ってたけど、本当かな？
友達なんて少ないに越したことないんじゃないのか？
親友なんて１人でいいし、遊び友達なんて数人で
十分なんじゃないのかなぁ。
友達の数自慢をよくする人たちがいるし、
そういうの見て、ああ幸せそうだなとか思ってたけど、
実際問題、俺、友人関係上手く回していくの苦手だわ。

会社の同期とかで仲良くなってそれなりに付き合ってきたけど
もう毎日メールとか電話とか飲み会の誘いとかもうううううううんざり。
お前ら女子高生か？って言いたくなる。
そんなに暇か？
そんな中にも派閥とかあったりしてAのグループではBの悪口が出て、
BのグループじゃCの悪口が出て・・・そういうのに付き合うのが
本当に気がめいる。付き合わないけど。
やっぱ会社絡むと話は会社絡みが多くなるし、健全な友情にまでは
なかなか進展しないのかもなぁ。
こっちもゲイだから全部さらけ出すこともできないしね。
なかなか難しい。

会社の飲み会もつまらない。
本当にヘドがでるほどつまらない。
こいつら何がそんなに可笑しいんだろうって思う。
「お前らは骨の髄までありきたりだ」って叫びたくなる。
こんな飲み会で親睦はかれたりするのかなぁ。

シシマルと話してるのが一番楽しい。
別れてからもそう思う。
電話がかかってくると面倒くさそうに出てみたりするけど
それでも気がついてみたら１時間２時間話し込んでる。
こいつはもう誰かの愛しい人なんだって思うけど、それでも
二人の相性の良さは格別だったなぁとつくづく思うのだ。

ここ数ヶ月幾人かと会って、幾人かと体交わしてみたけどなんだか
本当に合う人って世の中になかなかいないのかもしれないなぁ
って思うのだ。
俺の求めるその親密さはもしかしたら時間と回数を経てからじゃないと
手に入らないのかもしれないけど。多分そうなんだろう。

寝る相手には不自由しないけど、心通わせる相手にはなかなかめぐり合えない。
なかなか難しいもんだ。