ゲイが市井で暮らすのに、嘘はいくつ必要ですか? もうすぐ。
久しぶりにメシでもどうかと言うことで
シシマルと会うことになった。
外食も金かかるし、もしよければ俺が
なんか作るけどと申し出る。
一度炊き込みご飯というものを自分で作ってみたかった。
俺の亡母の炊き込みご飯は旨かった。
それがあればおかずなんかいらんぐらいに食った覚えがある。
舌の記憶で作ってみようと思った。
確か昆布と一緒にお米を炊くんじゃなかったか?
そんなうろ覚えな感じで買い物をして、作ることにした。
作り方聞いとけばよかったなぁ。
今となっては無理な相談だが。
結果として良好だった。
初めてにしてはよくできた。
旨い。
少し塩加減が濃すぎた感もあるけど、
俺の母親の味に近い気がする。
ってことは意外と簡単なのかw
味にうるさいシシマルも3杯もおかわりしたので
それなりに旨かったんだと思う。
「これお土産」
そういって、シシマルはスーパーの袋を
差し出してきた。
中には桃と梨が入っていた。
「なにこれ?」
「手ぶらではあれかと思ってw果物好きでしょ」
「ああ、いいのに。ありがと」
「いえいえ。旨いもの食わせてもらってこちらこそw」
果物は確かに嬉しかったのだが、そのとき俺は愕然としていた。
手ぶらで来るのがアレだと思ったのか。
既にそこに距離を感じた。
当たり前だ。
もうただの元彼だ。
電話もメールもだんだん疎遠になってきている。
こうやって距離ができて思い出になっていくのか。
「仕事忙しくてねぇ」なんてのんきに話してるシシマル。
「大変だね。体こわさんようにね」なんて返してる俺。
でも、昔そこにあったはずの柔らかな想いというのが
少し希薄になってきているのを感じた。
桃は甘くて美味かったけど、でも、少し寂しい味がした。
シシマルと会うことになった。
外食も金かかるし、もしよければ俺が
なんか作るけどと申し出る。
一度炊き込みご飯というものを自分で作ってみたかった。
俺の亡母の炊き込みご飯は旨かった。
それがあればおかずなんかいらんぐらいに食った覚えがある。
舌の記憶で作ってみようと思った。
確か昆布と一緒にお米を炊くんじゃなかったか?
そんなうろ覚えな感じで買い物をして、作ることにした。
作り方聞いとけばよかったなぁ。
今となっては無理な相談だが。
結果として良好だった。
初めてにしてはよくできた。
旨い。
少し塩加減が濃すぎた感もあるけど、
俺の母親の味に近い気がする。
ってことは意外と簡単なのかw
味にうるさいシシマルも3杯もおかわりしたので
それなりに旨かったんだと思う。
「これお土産」
そういって、シシマルはスーパーの袋を
差し出してきた。
中には桃と梨が入っていた。
「なにこれ?」
「手ぶらではあれかと思ってw果物好きでしょ」
「ああ、いいのに。ありがと」
「いえいえ。旨いもの食わせてもらってこちらこそw」
果物は確かに嬉しかったのだが、そのとき俺は愕然としていた。
手ぶらで来るのがアレだと思ったのか。
既にそこに距離を感じた。
当たり前だ。
もうただの元彼だ。
電話もメールもだんだん疎遠になってきている。
こうやって距離ができて思い出になっていくのか。
「仕事忙しくてねぇ」なんてのんきに話してるシシマル。
「大変だね。体こわさんようにね」なんて返してる俺。
でも、昔そこにあったはずの柔らかな想いというのが
少し希薄になってきているのを感じた。
桃は甘くて美味かったけど、でも、少し寂しい味がした。
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09
19
03:07
よれ某
○○さん こんにちは
何を検索されてこんなところに、たどり着いたのか非常に興味があります(笑)
最大級の誉め言葉ありがとうございます。
うんざりするような人生だけど、まぁ仕方ないから楽しみます。
ブログ更新はややスローになっていますが、モンハンと男漁り(笑)と新たな趣味の合間に頑張って書いていきます。
09
19
12:34
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09
19
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